「それでもジェネリックはイヤ」という人へ

高額な薬剤や医療の高度化により、医療費はアップし続けています。そのため、国は2020年9月までにジェネリック医薬品の使用割合を80%とすることを目標としています。また、平成30年度から導入された健保組合が高齢者医療制度へ納める支援金を減らす「保険者における予防・健康づくり等のインセンティブ制度」においても、ジェネリック医薬品の使用割合に関する項目が設けられました。

ジェネリックが家庭に与えるインパクト

生活習慣病などで長期間薬を飲み続けるなら、断然、ジェネリック医薬品がおすすめです。

あなたの薬はどれくらい安くなる?

オーソライズドジェネリックなら先発品と全く同じ

オーソライズドジェネリック(AG)とは先発医薬品と全く同じ成分(原薬の有効成分や添加物、製造方法まで全て同一)のジェネリック医薬品です。先発医薬品メーカーが関連会社などに特許権を許諾し、同一品質のジェネリック医薬品として販売されるのが一般的です。飲んでいる薬にAGがあるか薬剤師にきいてみるとよいでしょう。

いきなりジェネリックに切り替えるのが不安なときは

ジェネリック医薬品に切り替えたいときは、医師や薬剤師に相談してください。自分に合うか心配なら、短期間だけの「お試し調剤」がおすすめです。お試し調剤は、先発医薬品(新薬)を初めてジェネリック医薬品へ変更して調剤する場合に利用できます。

ジェネリックのメリットは価格だけではない

ジェネリック医薬品には、飲みやすいように錠剤を小さくしたり、OD錠(口腔内崩壊錠)にするなどの工夫がされているものがあります。OD錠は口に入れるとサッと錠剤が溶けて水なしでも飲むことができる薬で、飲み込むのが苦手な高齢者などには大きなメリットといえます。